【歯周病になりやすい犬】トイプードル・ダックスフンドを飼っている方は気を付けて

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皆さんは、「犬の歯周病」についてご存知ですか?

人間でも歯槽膿漏や歯周病は危険なものとされており、予防のためにも歯みがきなどの口腔内のケアが必要とされています。
犬にも歯周病があるのをご存知ですか?
犬が歯周病になるとこのようなことが起こります。

歯周病が進行した場合に起こる病気

「歯が抜けてしまう」

歯肉の炎症ややせ細っていくことにより、また歯根が腐っていくことにより歯が抜けてしまいます。
歯が抜けてしまうことにより、硬いフードが食べにくくなったり、外見上変化をきたしてしまいます。
また、個体差はあるので一概には言えませんが、食べられるものが制限されてしまったり、そのせいで軟らかいものしか食べられなくなり、また汚れも溜まりやすくなったり悪循環が起こってしまうこともあります。

「副鼻腔に膿がたまる」

歯根を通じて副鼻腔へと膿がたまり鼻の方へと膿様の鼻汁として出てきたり、頬が腫れてしまい、出てくる場所がないために穴が開いて膿が出てくることがあります。
抗生剤などで一時的に鎮静化することはできますが、やはり外科的に膿を排出するしか方法はありません
歯が抜けた場合、そこから膿が出てくる場合もありますが、ほとんどが人工的に抜歯をしないといけないケースが多いです。

「歯ぐきの違和感による食欲不振、口内炎」

歯肉の違和感により硬いものが食べられなくなり、食欲不振に陥ったり、猫ちゃんであれば細菌などにより口内炎になってしまうこともあります。
気にしない子もいますが、違和感などに敏感な子であると、全く食が進まなくなり、体調を崩してしまうこともあります。

 
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歯周病になりやすい犬種とは?

歯周病になりやすい犬となりにくい犬がいるのをご存知でしょうか?
実は、犬の中でも、歯周病になりやすい犬種がいるのです。
その中でも、歯周病になりやすい犬TOP3を紹介します。

  1. イタリアングレーハウンド
  2. (ミニチュア)ダックスフンド
  3. トイプードル

この3種類の犬は、他の犬種に比べて歯周病になりやすいのです。

なぜダックスフンドやトイプードルは歯周病になりやすいの?

歯周病になりやすい犬にはある特徴があります。

  1. 歯が小さくて、歯間が他の犬種に比べて狭い小型犬
  2. かみ合わせの悪い犬
  3. 歯磨きを怠っている犬
  4. 唾液量の少ない犬(ドライマウス)

他にもいろいろありますが、主な原因は以上になります。

この中でも、1番目の項目が、ダックスフンドやトイプードルに当てはまるのです。
この項目が原因で、歯周病になりやすい犬種なのです。
それ以外の項目は、他の犬種にも当てはまる項目です。

ダックスフンドやトイプードルの歯周病を予防する3つの方法

いろいろと害をもたらす歯周病。
それではお家では予防する方法はあるのでしょうか?

はみがきで歯間に残った歯垢を取ってあげる

やはり汚れをおとしてくれるため、効果的と言えるでしょう。
しかしただ歯みがきをするのではなく、いろいろな便利なグッズが販売されています。
例えば、歯ブラシをお口に入れると嫌がる子が多いため、指サックのような手袋状の歯ブラシも販売されていますし、人間用ではありますが360度ブラシになっている歯ブラシもでこぼこが多くお口の小さいワンちゃんや猫ちゃんには歯みがきをしやすいというお話もあります。
ダックスフンドやトイプードルは歯間が狭いですから、しっかりと歯間を磨いてあげる必要があります
これを怠ると歯周病になりやすくなりますので、なるべく他の犬よりも長めに磨いてあげましょう。

歯石防止フードで歯垢が付きにくくしてあげる

歯みがきが苦手な子のためにある療法食です。
歯石が付きにくく、食べる際に付着している歯石が取れるよう繊維質などが含まれていたり、歯で割って食べるような形状を呈しているのです。
これによって完全にきれいになるというわけではないと思いますが、予防も兼ねて効果的だと思います。

硬いガムなどで歯石の付着を防ぐ

歯石になる前の歯垢のよごれは硬いものを噛むことによって除去できると言われています。
歯みがきが難しい子の場合、硬いものを噛むだけでも歯石の付着を防げるでしょう。
市販で歯みがきガムという名前のついているものもありますが、他の蹄や豚の耳、アキレスなどでも同様の効果があると言われています。

 

まとめ:小型犬は歯周病になりやすいので気を付けて

歯周病が起こるとさらなる病気へとつながる可能性が出てきてしまいます。
どれほどの怖い病気なのでしょうか?

「鼻炎」

副鼻腔にたまった膿は鼻腔へと流れ出て鼻腔内でも炎症を起こします。
常に鼻水が出たり、時には出血することも…
直接的に命に危険を及ぼすわけではありませんが鼻が詰まってしまうと息苦しいため、食欲が落ちたり、ゆっくり寝られないなどして体力が消耗することもあります。

「口内炎」

鼻炎同様、直接命の危険を及ぼすわけではありません。
岩のようについた歯石が歯肉にぶつかる箇所は、咬む際の摩擦などにより擦れて炎症を起こします。
痛みや出血が起こるため、食欲不振につながったり、日々の生活の負担になってしまう可能性があります。

「心臓の弁膜症の原因」

出血をするとその場所から口腔内の細菌が入り、血行性に心臓へと細菌が及んでしまいます。
何がいけないかというと、この細菌が心臓の弁膜症の原因となるのです。
このように心臓病の原因にもなり得ます。

 

たかだか虫歯の延長とは思っていられない歯周病。
そのためにも予防をしっかりしたり、進行しすぎないところで歯石除去の処置をする必要が出てくるのです。
こういった最悪のケースにならないよう、しっかりと歯みがき等の予防やチェックをしていけたら良いですね!

 

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