犬を家族として迎え入れてお家の中で生活を共にするのはとても楽しい事です。
【外犬は危険だから室内犬として飼おう】
【室内犬だと一緒にいるから安心かな・・・】
【室内犬として飼いたいけど注意点とかあるの?】
犬と一緒に生活すると、人間には問題がないのに、犬にとっては危険なことがたくさんあります。
何気ないことでも、一大事になってしまう恐れがあります。
今回は、室内で犬を飼う時に気をつけなければならないことをご紹介します。
【これは危険!】室内で犬を飼う時に気をつけるべき3つのこと
玉ねぎなど食べたら命の危険になるものがあるので注意
犬が食べてしまったら危険と言われていて有名なのは【玉ねぎ】です。
『玉ねぎ中毒』と呼ばれる貧血状態になって、最悪の場合死んでしまうこともあります。
玉ねぎだけではなく、ネギ科の植物は全て与えてはいけません。
ネギ科の成分が少し入っているだけでも中毒症状になってしまうことがあり大変危険です。
その他にも、【ブドウ】を食べると嘔吐や下痢になり、こちらも最悪の場合、死に至ることもあります。
【カカオ】に含まれる『デオプロミン』という成分や、【ガム】に含まれる『キシリトール』も大変危険だと言われています。
人間にとっては何の害もないような食べ物でも、犬が食べてしまうと、とんでもない事になってしまう物がたくさんあります。
玉ねぎなどは、冷蔵庫に入れないで保管している家庭も多いですから、十分に注意しなければなりません。
階段やソファーなどの段差によるけがの危険
人間の生活する部屋にはたくさんの段差があります。
私達にとっては何の問題もない段差でも、特に小型犬は『大ジャンプ』しているようなものです。
ベッド、ソファー、ダイニングチェアー…それほど高くはないと思っているソファーでも、小型犬の場合、身体の2倍以上の高さから飛び降りているのです。
しかも、ソファーが設置されているのは、リビングが多いと思いますが、フローリングですよね?
…これは危険です!
犬の足の骨は本当に細くて脆いので、骨折の恐れは十分にあります。
実は私の愛犬もソファーから飛び降りて足をくじいた経験があります。
片足を引きずって歩いていたので、即、動物病院に連れて行きました。
触診をしレントゲンも撮りました。
骨折はしていませんでしたが、診察代に私の腰が抜けそうでした。
自分自身の不用心に後悔して、対策方法を考えた結果、ソファーに登らないことを教えようとしても今更無理だったので、長座布団を3重にして敷き詰める事にしました。
…そしたら、3重に重なった長座布団を気に入ってしまい、ソファーに登らずに長座布団の上で居眠りするようになりました(笑)
私の話ばかりになってしまいましたが、とにかく、愛犬が動き回れる場所にある段差は、もう一度『危険ではないか?』確認してください。
室温の調整不足による風邪や熱中症に注意
犬は暑さにとても弱いです。
犬種や個体差によっては寒さに弱い犬もいます。
幼犬や老犬は寒さに弱く、すぐに風邪をひいてしまったりします。
現在は室内で生活している犬が大半なので、昔に比べると、暑さにも寒さにも弱くなっていることは間違いありません。
犬は身体で体温調節ができないことを知っていますか?
犬には汗線が肉球にしかないので、暑い時に荒い呼吸をしているのは、水分を蒸発させて体温を下げようとしているのです。
その状態が長く続くと『熱中症』になることもあり、命に危険を及ぼします。
そんな犬と人間が同じ部屋で生活するのですから、室内で犬を飼育するのは、とても難しいことなのです。
部屋の温度調節は、なるべく犬の状態に合わせて、人間は服装などで調節した方が良さそうですね。
まとめ:室内には危険がいっぱい
①食べたら命の危険
②段差の危険
③室温の調整
室内で犬を飼育するのは、意外と気をつけるべきことが多いです。
その中でも特に気をつけて欲しいことを3つ紹介してみました。
愛犬が安全にケガもなく、元気で過ごせるように、この機会に危険なところがないか再確認してみてください。