あなたは愛犬のため、「手作りフードに挑戦したい」と悩んでいませんか?
- 手作りフードって何をあげればいいの?
- やってみたいけど毎日手作りするのは大変そう・・・
- 健康のためにあげた方が良い食品ってあるの?
毎日のワンちゃんの食事。
愛犬の健康のために、毎日手作りしてあげたい!とは思うものの、時間と手間もかかりなかなか難しいものですよね。
人間は食べても大丈夫。
でも、ワンちゃんには与えてはいけない食材もあり、手作りフードをつくるにはある程度専門知識も必要になります。
動物病院で手作りフードについて相談したら、「ドッグフードをあげてください」と言われてしまったというケースもあり、手作りフードに挑戦するのはハードルが高いとおなたは感じていると思います。
栄養バランスの面からいえば、やはりドッグフードは欠かせない食材です。
ですが、最近ではワンちゃん用のサプリメントがある時代です。ドッグフードで足りない栄養素を「トッピングする」という考え方があります。
そこで、毎日のドッグフードに体によい食材をチョットプラスして、お手軽に愛犬のための簡単手作りフードに挑戦してみましょう。
【健康は食事から!】愛犬のためのトッピング手作りフード
愛犬の食事にトッピングしたい3食材
野菜
野菜といえば、食物繊維。
食物繊維には、人間同様、ワンちゃんにとっても腸内バランスを整え、便通がよくなるという効果が期待できます。また、ドッグフードと合わせて与えることでダイエット効果も期待できます。
・キャベツ
軽く茹でて細かく刻む
特に便通の改善に効果あり
・さつまいも
素焼き(油は使わない)または茹でて小さく切る
おやつとしてワンちゃんに与えることも可能
・カボチャ
皮ごと茹でて小さく切る
ペースト状にしやすいので野菜デビューのワンちゃんにお奨め
他にも白菜、人参、ブロッコリー、大根、胡瓜、ゴボウ、ホウレンソウ、トマト、レタスなどの野菜はワンちゃんも食べられる食材です。
さつまいもやカボチャは野菜の中でもカロリーが高いので、与えすぎは太る原因となるためダイエット中のワンちゃんは避けた方が良いでしょう。
野菜の基本は茹でるなどして火を通します。
この際、調味料などは一切使わないことがポイントです。
また、犬は雑食とは言え、人間に比べると野菜の消化機能は劣るため、与える量には注意しましょう。
概ね、食事量の10%前後が適用とされています。
なお、ネギ類(たまねぎ、長ネギ、ニラなど)はアリプロピルジスルファイドという成分が、血中に含まれる赤血球を破壊してしまうため、ワンちゃんに与えることはNGです。
また、キノコ類も食物繊維がワンちゃんには多すぎるため、避けるべき食材です。
果物
果物はビタミンなどが豊富です。また食物繊維も含まれているため、腸内環境の改善効果が期待できます。
また、ケーキなどに加工しておやつとしてワンちゃんに与えることもできます。
・りんご
芯を取り除いて与える
喉に詰まらせてしまうことがあるため、小さく切るかすりおろす
オーブンで焼いてリンゴチップスにしても良い
・みかん
薄皮をむいて与える
ビタミンCがたっぷり。
ストレス軽減効果もあるが、与えすぎは下痢の原因になるので1日1~2粒程度
・バナナ
皮をむいて小さく切って与える
ビタミン、ミネラル、食物繊維など栄養バランスよく摂取できる
手作りのバナナケーキなどにしても良い
果物を与える際には、種や皮を取り除いて与えるようにしましょう。
また、果物には糖分も多く含まれているため、肥満の原因と成り得ることから与えすぎには注意しましょう。
なお、肝機能障害を引き起こす可能性があるため、ブドウ(レーズン含む)は犬には与えないようにしましょう。また、アボカドや銀杏にも中毒性物質が含まれているため避けるべき食材です。
海藻
犬に海藻?と思われるかもしれませんが、海藻にはミネラルが豊富です。
ミネラルには、犬にとって大切な骨や歯を形成するカルシウムやリンなどが含まれています。また、新陳代謝を活発にするヨウ素も含まれているため、皮膚や被毛に艶がでるなどの効果が期待でき、犬の健康維持のためには是非意識して摂取したい栄養素のひとつです。
・わかめ
塩抜きを十分して細かく刻む
お湯で茹でてスープとして与えても良い
食物繊維が豊富な食材のため、与えすぎには注意する
・昆布
柔らかく煮込んで細かく刻む、またはフードプロセッサーなどで粉末状にして与える
昆布でとっただし汁をドッグフードにかけても良い
海藻には豊富な栄養素が含まれていますが、栄養素が多く含まれている分、取りすぎには注意が必要です。特に重篤な甲状腺の病気でヨウ素(ヨード)制限が必要な犬や腎臓病でカリウム制限が必要な犬には与えないようにしましょう。
まとめ:愛犬の食事バランスに気を付けて健康な食事を
ワンちゃんに与えることができる食材は以外に多いですが、与えすぎはワンちゃんの体に悪影響を与えてしまう可能性もあります。
ドッグフードに食材をトッピングする際には、愛犬の体調を考えて、サプリメント感覚で少量をドッグフードに合わせて与えるようにしましょう。