あなたの飼い犬はお散歩する時にこんな困った行動をしたりしませんか?
- 「散歩のとき引っ張る」
- 「ある程度歩いたら歩こうとしない」
- 「よそのワンちゃんの吠えてしまう」
特に、散歩に連れて行ったはいいけど全然歩いてくれないと困っていませんでしょうか。
犬が歩かなくなるには理由がいくつかあります。
今回は、犬が散歩中歩いてくれない代表的な理由とその対処法を紹介します。
是非参考にしてみてください。
犬が散歩中歩いてくれない代表的な理由と対策
代表的な散歩中歩かなくなる理由は主に3つあります。
その理由と対処法を紹介します。
散歩に行くのが嫌いで歩こうとしない
せっかく散歩に出かけたのに、歩こうとしない犬もいますよね。
これは、環境の変化だったり、雰囲気の違いを敏感に感じ取っているからなのです。
過去に散歩中愛犬が嫌がるようなことがあったりしませんでしたか?
ある場所に行こうとすると立ち止まってしまう・・・。
それがトラウマになっていて散歩に行くのを嫌がっているのかもしれません。
下手に飼い犬に「お散歩にいくよ」と言わない方が良いです。
犬も飼い主の言葉がわかりますから、お散歩に行くとわかった途端逃げて行ってしまいます。
嫌がって歩こうとしない場合の対処法
まずは、トラウマを克服するところから始めましょう。
飼い主であるあなたも少し立ち止まってみて、周囲のにおいや景色に慣れるよう待ってあげてください。
近くにある花や草木のにおいを嗅いでいるうちにきっと犬は慣れて歩き出します。
しかし、あまりにも歩かず帰宅も危ぶまれる場合は、「行くよ」と声をかけて少しリードを引いてもいいですし、ワンちゃんの散歩が楽しいものになるように促しましょう。
大好きなおやつを散歩中にも持ち歩いて、しっかり歩けた場合には大げさに褒めながらおやつを食べさせてあげましょう。
まずは飼い主さんが楽しい気分を出して散歩をするのが重要ですよ。
散歩が終わって家に帰りたくない
犬も賢い動物です。
ですから、いつも同じお散歩ルートを歩いていると、「ああ、もう帰るんだ・・・」とわかってしまいます。
犬にとっては散歩は飼い主さんと一緒にいれて運動もできるとても開放的で楽しい時間です。
それが終わるのが嫌なので歩かなくなるのです。
特に賢い犬ほど歩かなくなる傾向があるようです。
ですから、なるべく毎日お散歩のルートを変えてみるのも良いでしょう。
楽しい時間が終わるのを嫌がる場合の対処法
過去に家に帰ろうとするときに歩かなくて仕方なく散歩を続けたり、遊び続けたりしていませんか?
実は、それは良くないことなのです。
その行為を繰り返すと、犬はどんどんわがままになっていきます。
主従関係が逆転してしまうのです。
そうならないためにも犬が多少わがままを言っても聞かないようにしましょう。
公園などの特定の場所から動かない場合は、抱きかかえてしまって公園から離れてしまうのが一つの手です。
おやつで誘って公園から離れるのもいいでしょう。
また、毎日違うルートを散歩するのも重要です。
その際は、犬に主導権を与えるのではなく、飼い主さんがルートを決めて散歩してあげましょう。
公園が見えなくなれば犬もあきらめて歩き出すようになるでしょう。
歩き出したらしっかりとおやつをあげて褒めてあげましょう。
病気や怪我で辛くて歩かない
犬が病気や怪我をしていて歩かない場合があります。
この場合は、上の2つの歩かない理由とは全く違うものですから、無理に歩かせてはいけません。
主に足・腰に異常がある場合が多いです。
- 足を引きずったり上げたりしている
- 歩き方がいつもと違う
- 足が痙攣している
- 頻繁に足を舐めている
- 片足だけ動きがおかしい
- 足を触ると嫌がる
こんな症状はあったりしませんか?
少しでも当てはまることがあれば獣医師に相談しましょう。
病気や怪我で歩けない場合の対処法
獣医師に相談する場合に、どんなことを話せばよいのかをアドバイスさせていただきます。
例えば足が痙攣している場合だと
- いつからその症状が起こっているのか
- どんなときにどれぐらいの時間起こるのか
- 震えなのか痙攣なのか
- どんな痙攣のしかたか
- 意識はしっかりしているのか
- 元気はあるのか
- ここ1週間で変なものを食べさせたりしていないか
- 傷や腫れなど異常は起きていないか
- 高い場所から落下したりしていないか
- 足が曲がって見えたりしないか
といった項目をなるべく細かく獣医師に伝えることが必要になります。
何か変だなと思ったことは、すぐにスマホや犬手帳にメモにをしておくのが良いです。
いざという時に、焦ることなく獣医師にメモしたことを伝えましょう。
散歩のとき引っ張る
ワンちゃんのお散歩は飼い主であるあなたにとっても楽しいひとときではないでしょうか?
ワンちゃん自身のストレス発散にもなりますし、コミュニケーションをとることができる大切な時間でもあります。
しかし散歩のときに引っ張ってしまうワンちゃんはいませんか?
この行動は、かわいいからと言っても危険も伴う行動なのできちんとしつけをする必要があります。
道路など他の歩行者もいて、車や自転車も通る場所で好き勝手にワンちゃんを歩かせることはトラブルの原因にもなりかねません。
まず、犬が散歩中にリードを引っ張たら、飼い主は歩くことをやめ、立ち止まってください。
この際におうちで使っている「だめ」や「ノー」などの禁止用語がある場合は使いましょう。
リードの長さは、手の届く距離くらいに短くしてしまって構いません。
立ち止まった飼い主の様子を確認に、ワンちゃんがアイコンタクトをしたら褒めてあげましょう。
そこから歩き出します。
きちんとワンちゃんがあなたについて歩くようになるまで繰り返しましょう。
よそのワンちゃんに吠えてしまう
散歩に慣れるまでにワンちゃんは時間がかかります。
ワンちゃんが楽しく散歩できるまで飼い主はハラハラするかもしれませんが、ゆっくりとしつけをしながら一緒に散歩を楽しみましょう。
先に述べて、リードを引っ張ってしまうことや歩こうとしないことも問題行動でもありますが、散歩に出かけた際によそのワンちゃんに吠えてかかってしまうのも問題です。
あなたのワンちゃんがよそのワンちゃんに吠えてしまう理由は、やはり慣れない環境や景色に警戒心が強くなってしまっているのが原因と言えます。
よそのワンちゃんに吠えてしまったときは「ダメ」とやめさせ、リードを引きましょう。
散歩に慣れるまではこの繰り返しが大事になってきます。
まとめ:歩かない理由を探ってみましょう
犬が散歩中に歩かないのには歩かないだけの理由があります。
まずは、その理由をしっかりと観察して探ってみてください。
特定の場所、時間等さまざまなヒントがあると思います。
ワンちゃんとの楽しいお散歩ライフが送れるように飼い主はゆっくり見守ってあげながらしっかりしつけをしていくことが大切にです。