あなたは「犬の歯周病」って知ってますか?
本来犬は虫歯になりにくいと言われています。
ですが犬も人間と同じように 日頃のケアを怠ると歯周病になってしまいます。
歯周病になる原因として
● 歯や歯肉(歯茎)に食べカスが残りそこに細菌が付着、繁殖する
● 歯垢が石灰化してしまい歯石となる
● さらに歯石の上に歯垢が溜まる 主にこのようなものが挙げられます。
今回はそんな歯周病の症状や予防法 歯周病にならないための対策をまとめてみました。
ぜひ、最後までご覧ください。
犬が歯周病になるのは何故?
犬が歯周病になる原因は上にも書いた通り
● 歯や歯肉(歯茎)に食べカスが残りそこに細菌が付着、繁殖する
● 歯垢が石灰化してしまい歯石となる
● さらに歯石の上に歯垢が溜まる などとされています。
少し詳しくお話しすると 食事の後は歯に食べカスがついています。
そこに細菌が付着し、繁殖したものを歯垢(またはプラーク)といいます。
細菌の塊である歯垢はとても強い匂いがあり それが口臭の原因となってしまいます。
また、歯垢は数日で歯石へと変化して その歯石の上には歯垢が溜まりやすくなり…といった無限ループが歯周病によくみられるパターンです。
歯石が歯肉(歯茎)の炎症を起こしてしまうと歯肉炎となります。
また、歯の表面にとどまらず内部にまで細菌が入ってしまうと、さらに口臭はきつくなり、例えるなら 魚の生臭さのような口臭になってしまいます。
犬の歯周病を放置してしまうと 下顎の骨が溶けて食事ができなくなったり 炎症を起こした歯肉から細菌が入り込み 腎臓や心臓、肝臓などに致命的な症状を引き起こすといったことも少なくはありません。
犬の歯周病は大変怖く、そしてとても多い病気です。
3歳以上の犬の80%は歯周病の疑いがあると言われているほどです。
犬の歯周病ってどうやって治療するの?
犬の歯周病を治療する方法は 主に全身麻酔による歯石除去となります。
シニアの犬になると全身麻酔に耐えられるかわからず、治療が難しくなります。
歯周病を放置してしまうと病状が進み、抜歯せざるを得ないというケースもあります。
犬の口臭は歯周病のサインなので、少しでも気になれば獣医師に相談しましょう。
歯周病にさせないためには?
歯周病にさせないために重要なのは日頃の歯磨きのケアです。
しかし、犬が嫌がるからと 歯磨きをしていない飼い主さんも少なくありません。
歯磨きは歯周病を予防する上で最も重要なものです。
しっかりと方法を知り、愛犬の歯を健康に保ってあげましょう。
歯磨きがどうしても苦手な犬には歯磨きガムなども売っているのでそれを試すのも悪くありません。
しかし、歯磨きガムといってもそれを噛んだからといって歯垢が完全に除去されるわけではないので、歯磨きも取り入れつつ上手に使っていくといいでしょう。
歯磨きガムを与える際は愛犬に全て渡してしまうとあっという間に完食してしまうので飼い主さんが手に持ち、しっかりと噛ませるようにしましょう。
噛むことで唾液の分泌を促し、口内を清潔に保つ役割があります。
犬用の歯磨きジェルなどもあるのでぜひ試してみてくださいね。
まとめ:日々のケアを怠らないで
犬の歯周病を放置すると
● 下顎の骨が溶けて食事ができなくなる
● 歯の根っこの部分に膿が溜まり目の下が腫れる
● 腎臓や心臓、肝臓などに致命的な症状をもたらす
最悪のケースと挙げましたが、歯周病は本当に怖いです。
愛犬のためにも日々のケアをしっかりと行い 歯の状態を日頃から観察するようにしておきましょう。
少しでも「あれ?」と思うことがあれば 早急に獣医師へ相談してくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!