【犬が段差や階段を登れない】犬の椎間板ヘルニアの症状と簡単予防法

スポンサードリンク
   

今まで元気に登れていたのに段差や階段を登れない。
最初は気のせいかもと思ってても、それが続くとどうしてなんだろう?と不思議に思いますよね。
それは犬の椎間板ヘルニアの症状の一つです。
犬のヘルニアは、骨と骨の間にある椎間板が変性し脊髄が圧迫され 起こる病気で、症状は起こった場所で違ってきます。
今回は犬のヘルニアについて紹介します。

犬の椎間板ヘルニアには2種類あります。

  • ハンセン1型
  • ハンセン2型

 

ハンセン1型

 

ハンセン1型は突然発症します。特に、軟骨異栄養犬種に多いです。
軟骨異栄養性犬種は 遺伝子的になりやすいのです。
なりやすい犬種としては、【ミニチュアダックスフンド・コーギー・フレンチブルドッグ・ポメラニアン・シーズー・ペキニーズ・ピーグル】などがあげられます。
発症するのは若い年齢(2歳程度から発症します)で多くみられます。特にミニチュアダックスフンドは要注意です。

 

 
スポンサードリンク
 

ハンセン2型

 

高齢犬に多いハンセン2型、こちらはじわじわと慢性的に痛みが現れます。
高齢犬のなかでも特に大型犬は要注意です。
主な症状としては、【触られると痛がる・段差や階段が登れない・ 震える・変な歩き方をする・元気がない】などがありますが、おしっこを漏らすなどの排尿に問題がでてきている場合は早めに病院に行くことをお勧めします 。
椎間板ヘルニアには症状によってグレードがあり、グレード1~5まであり初期のころでグレード1、重度になるとグレード5になります。
薬やビタミン剤の内科的治療と重度の症状がでている場合は手術になる外科的治療があります。
手術した場合はその後リハビリもあります。
内科的治療では安静にしておくことが一番大事になります。
一度よくなったと思っても再発することもあるので、その為にも予防は必要です。

 

予防法

 

椎間板ヘルニアの予防法としては、大きく3つあります。

  • 太らせない
  • 転ばせない
  • 段差を減らす

太らせない

太ると椎間板ヘルニアになるリスクも高くなるので、肥満にならないようにバランスのいい食事や体重管理などに注意することで、ヘルニア予防になります。

転ばせない

抱っこの仕方は水平になるのをいつも心がけるようにして、犬が生活するスペースを滑ったり転んだりしないように床などにカーペットをしてあげたりすることもいいと思います。
転んだりすると、ヘルニアになる危険性があります。

段差を減らす

無駄な段差をなくして、腰に負担のかからないスペースを作ってあげてください 。
階段などは、特に腰に負担がかかりますので、必ず抱えて移動しましょう。
くれぐれも、犬自身に上り下りさせないようにしましょう。

 

まとめ

毎日お散歩させることはいいことですが、激しい運動などは腰にも負担がくるので老犬になるほど控えてた方がいいです。
人間と違って犬は何も言えません。
だからこそ飼い主さんが日頃のちょっとした違いにも気をつけてあげると、早めに治療もできるしワンちゃんも辛い思いをしなくてすみます。
見てわからなくても触るとわかることもあるので、毎日のコミュニケーションも大事な予防の一つですよ。

 

スポンサードリンク

 

こちらの記事もあわせてご覧ください