犬が高齢になり、老犬になると色々大変なことがあります。
その中の一つに高齢化に伴う問題行動です。
今回は下記の3つに絞って紹介します。
- 「犬も人間と同じように年をとります」
- 「高齢に伴う問題行動」
- 「高齢での問題行動への対処」
犬も人間と同じように年を取ります
あなたのもとへ初めて愛犬が来た日を覚えていますか。
子犬から育てる人が多いでしょうから、初めはその可愛さにあなたをはじめ家族全員が心奪われていたはずです。
目に入れてもかわいくなく、いたずらや、成長のひとつひとつが一瞬で、大切なものではなかったでしょうか。
ところが犬も我々人間と同じように年を取っていきます。
そして年をとることによって、いつまでも若々しくいることはできず、少しずつ体が弱ってしまったり、認知症を発症し、それが原因で問題行動を引き起こすことだってあるのです。
その問題行動の内容を紹介します。
犬の高齢化にともなう問題行動
ワンちゃんが年を取ることによっておこる問題行動は様々です。
例えば、トイレの場所を忘れ、まったく違う場所で粗相をしてしまうことがあります。
また、認知症により、不安感にかられ無駄吠えを意味もなく続けてしまうことや、飼い主や家族に対して急に攻撃的になることもあります。
これらはすべて高齢にともない犬も認知症になったり忘れやすくなってしまうことに関係があります。
認知症のチェックリストを作成しましたので、チェックをしてみてください。
1個や2個なら思い過ごしかもしれませんが、もし当てはまるものが多い場合は獣医師に相談することをお勧めします。
認知症のチェックリスト
- 急に攻撃的になる
- トイレの場所がわからなくなるorよく失敗する
- ご飯を食べたのにすぐにせがむ
- 名前を呼んでも今までは反応してくれたのに反応しない
- 芸ができなくなった
- 自分の家がわからない
- ふらふらしている
- 急に吠え出す
こうなってしまうと、今までのしつけとはわけが違い、今後のケアのほうが大切になってきます。
トイレを失敗してしまったからといって怒っても意味がありません。
大切な家族であるワンちゃんの変化に動揺するかもしれませんが、広い心で温かく接していくことが大切です。
高齢化にともなう問題行動への対処
あなたのおうちのワンちゃんが高齢による問題行動を起こしてしまうようになった場合の対処法を紹介します。
年齢は我々人間も同じで生きているすべての生き物が重ねていくものです。
しかしかわいい飼い犬の突然の行動に戸惑ったり動揺する方も多いと思います。
大切なのは、日ごろから獣医師の元へ通い健康管理に努めることです。
これによってワンちゃんの異変により早く気付くことができ、それはより良い対処に繋がっていきます。
そして愛犬がもし体の自由が利かなくなってしまった場合は、これまでとかわりなく名一杯の愛情で温かく接してあげてください。
こうすることでワンちゃんの不安は軽減され、ストレスを少なくすることで症状の悪化の防止や、今後の生活の充実を図ることができます。
まとめ:老犬になるほど愛情をもって接しましょう
愛犬が年を取るのは悲しいことですが、それ以上に毎日の生活を明るく、そして楽しいものにしてくれたのは間違いなくあなたのワンちゃんなのです。
人間よりどうしても短い命をどのように預かり、そしてどう生活していくかが、大切になってきます。
もし問題行動が激しく困ってしまった場合は獣医師に相談するのもよい方法かと思われます。