【犬から風邪をうつされた】コリネバクテリウム・ウルセランス感染症の危険性とは?

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飼い犬がやたらくしゃみをしていて、風邪っぽい。

と思ったら、なんだか私も咳が出てきて風邪をひいちゃった・・・。

 

もしかして、犬から風邪うつされた?

大丈夫かなあ?

 

なかなか(1週間以上)治らなかったら、一度病院へ行くことをおすすめします。

 

コリネバクテリウム ウルセランスという名前の感染症を聞いたことがありますか?

私は今朝ニュースで初めて知りました 。

2018年1月16日のニュース番組「ビビット」でコリネバクテリウム・ウルセランス感染症で60代の女性が亡くなったというニュースを見ました 。

この感染症がどういったものなのかというと犬や猫といった動物から感染する可能性がある危険な感染症です 。

今回はこのコリネバクテリウム・ウルセランス感染症について紹介していきたいと思います 。

これは犬や猫といった動物を飼っている方全員にあてはまることなので、できるだけ目を通していただきたいと思います 。

 

ジフテリア菌の一種:コリネバクテリウム・ウルセランス感染症とは?

名前が長すぎていったい何なのかわからない方もいると思います。
私も長すぎて名前を覚えられません。
ですが、危険性や対処法は知っておくべきです。
いざ自分や家族に降りかかってくるかわかりません。
知っているかいないかで、生死を分かつ可能性があります

以下に、国立感染症研究所の コリネバクテリウム・ウルセランス感染症についての説明を載せます 。

Corynebacterium ulcerans(コリネバクテリウム ウルセランス)

C. ulceransはジフテリア菌に類縁なグラム陽性の短桿菌で、おもに家畜などの動物に常在しており、ウシの乳房炎の原因となることがある。
通常C. ulceransは毒素を産生しない場合が多いが、ジフテリア様疾患の患者から分離されたC. ulceransは、ジフテリア菌とほぼ同じ毒素を産生する。
毒素産生性のC. ulceransは毒素非産生の菌に毒素の遺伝子をもつバクテリオファージが感することによって生じたと考えられている。

引用元:国立感染症研究所より

 

 
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感染するとどんな症状になるの? インフルエンザのように高熱

この病原菌に感染すると、初期症状として風邪のような症状が発生します 。
風邪だと思い込んで放っておくと重症化し 呼吸困難などで死亡することがあります 。
今回のニュースも感染していると気付かなかったのが原因です。

それだけにこの病気がとても厄介なのです 。

どうやら、お医者さんでもこの病気のことを知らない方もいるらしいのです 。
ですから風邪と勘違いをして風の処方箋を出し 、コリネバクテリウム・ウルセランス感染症ではないと思い込んでしまうのです 。
感染しているほうも風邪だと思っていますから非常に危険な病気なのです 。
症状が重症になるとインフルエンザに近い症状になるようです。

インフルエンザかと思ったけど、検査では陽性は出ず陰性。

そんなときは、疑うとよいかもしれません。

コリネバクテリウム・ウルセランス感染症というのは血液検査によってわかります
もし自分や家族が感染しているかも?と思ったら、血液検査をしてもらいましょう。
もし、ただの風邪だったとしても、ただの取り越し苦労ですみます。

感染経路は野良犬・野良猫が多い

コリネバクテリウム・ウルセランス感染症の感染経路は、主に犬や猫といった動物との接触です 。
特に危険なのは野良犬や野良猫なのです。
野良猫や野良犬はワクチンなどは摂取していませんから病源体をたくさん持っています 。
コリネバクテリウム・ウルセランス感染症以外にもたくさんの病原体を持っていますから、むやみに触れるのはとても危険なのです 。

また 動物を飼っていない人でもこの病原体に感染することがあります。
子供が公園などで野良犬や野良猫もしくは他人が買っている犬や猫に触れることで感染する場合があります。
なので犬や猫を飼っていないから大丈夫ということは無いのです。
最近は公園や動物園などで動物と触れ合う場所はものすごくいっぱいありますので危険はいっぱいあるのです。
お子さんが小学校の飼育小屋で動物に触って感染しても知る由はないのです。
全部は避けることはできません。
ではどうやって対処したらいいのかということを次に話したいと思います 。

【感染予防法】コリネバクテリウム・ウルセランス感染症に感染しないためには

まず第一にやらなければいけないことは、犬や猫などの動物に触った際は必ず手を洗うことです。

特に野良猫や野良犬を触った際は必ず石鹸で手を洗って手を清潔にしてください 。
飼っている犬や猫を触った手でそのまま食事をしたりするのはとても危険です 。
特に猫は、外で放し飼いにしていたりすると、他の野良猫から病原体を貰ってくる可能性が非常に高いです。
必ず手を洗ってください 。

また、ペットに口元を舐められたりするのも非常に危険です。粘膜を通しての接触は、非常に感染しやすいです。
愛犬が可愛いからと言って、口の周りを舐めさせたりするのも非常に危ない行為です。気を付けましょう。

ワクチンという意味で言うと子供の頃に摂取する4種混合・3種混合というワクチンがあります。
これにもジフテリアと似たような症状のものがワクチンとして有効という事なので、これをまずしっかり打ってあるかがポイントとなります 。

是非確認してみてください。

 

まとめ:ペットを飼っていないから大丈夫ということはない

「私は、ペットを飼っていないから関係ないです。」ということはありません。
普段から動物に触れた際は、必ず手を石鹸で洗ったり、アルコールで消毒をしましょう。

特にお子さんが居るご家庭では、子供はいろんなものを触りますから、必ず手洗いうがいをさせるようにしましょう。

 

対処法は、病院しかなさそうです。

何か疑わしい症状があれば、すぐに病院へ行きましょう。

 

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