犬の飼い主さん、毎日、触れ合っていますか。
- 犬に触れてもいないのに吠えられる
- 犬に近づいただけで吠えられる
- 犬と触れ合いたいのに手を出すと唸られる
という経験はありませんか?
犬は飼い主さんが本当は大好きです。
しかし、なぜか嫌われているのではないだろうかと感じさせるような行動を示すことがあります。
そこで犬が「苦手」と感じる理由と「嫌い」から「大好き」に変えるための方法を紹介したいと思います。
これを読んでいただくと犬との信頼関係も深くなりますよ!
犬が「苦手」と感じる人の特徴
犬が飼い主さんを「苦手」と感じる人の理由は次の通りです。
- 犬が一所懸命吠えて「ここにいるよ」とアピールしているのに声をかけてくれない
- なにかそそうをしたときに長々とお説教をする
- 毎日触れてもくれない
朝、起きると出勤前の準備で忙しくて犬にかまっている時間もなかったなどと感じることはないでしょうか。
理由として取り上げている項目を順番に説明しながら、解決方法を探りたいと思います。
犬が一所懸命吠えて「ここにいるよ」とアピールしているときの対応
犬は飼い主さんの行動を常に見ています。朝起きたときから夜寝るときまでです。
飼い主さんが会社へ出かけると、飼い主さんが帰宅するまでお留守番をすることになります。
はじめのうちは、飼い主さんが帰宅するまでとても長く感じますが、日に日に慣れてくると帰宅する時間がわかるようになり、お留守番していることがとても楽しくなります。
そして飼い主さんが帰宅したときに犬は「お帰りなさい」と一所懸命吠えて「ここにいるよ」とアピールします。
そのようなときに全くと言ってよいほど声をかけることなく、また、触れ合いもしなかったら、楽しみがなくなり、辛く感じてしまいます。
犬はとても神経質で存在をアピールしても何もしてくれないと感じるとその瞬間に飼い主さんに対する行動が変わってしまいます。
薄々お分かりのことと思いますが、何もしなくとも姿を見ただけで威嚇するように吠え始めます。
それは飼い主と認めていないからです。
でもここであきらめてはいけません。
犬が飼い主と認めるためには朝起きたときから声をかけて、そして外出時と帰宅時には必ず声をかけ続けることです。
無表情ではいけません。
ニコニコしながらやさしく声を掛けます。
しばらくの間続けることによって、犬の表情も穏やかになり、飼い主と認めてくれます。
なにかそそうをしたときに長々とお説教しても効果なし
犬はうれしいことがあると気持ちが高ぶってお漏らしをすることがあります。
また生後3か月ぐらいからなんにでも興味を持ち、周辺にあるものを破壊することもあります。
たとえば、ソファーなどです。
犬は無意識でソファーに爪をかけて穴を掘るようなしぐさをします。
それを繰り返すとソファーの一部がほころび始め、中に入っている綿などをすべて引き抜き始めます。
タオルや壁紙、ゴミ箱などとにかく家の中にあるものすべてに関心を持つために飼い主さんの大事なものまで破壊することさえあります。
飼い主さんがその状態を見て「してはいけない」とお説教のように延々と叱りつけても犬には全く効果がありません。
かといって暴力をふるうようなことは決して行ってはいけません。
先にも述べましたが、犬はすべてを見ています。
そそうをするたびに延々と叱りつけると逆効果になり、威嚇するように吠えたり、唸ったりします。
そそうをした犬を叱りつけるときは、時間にして1分間、声のトーンを下げて同じ目線で「いけない」ことだと伝えます。
それでもやめない場合は犬用のサークルやゲージに入れて遊んでくれない、声をかけてくれないという時間をつくります。
こちらも時間にして1分間ほどです。
これを繰り返すことによって「わるいこと」を自然に学習します。
そそうをした時だけ声をかけてもよくありませんので、時間が経過した後はおとなしくしていたことに対して大げさに褒めてあげることを忘れないでください。
毎日触れ合うことの大切さ
犬を飼うということは家族や大切な人と同じように接することがとても重要です。
ペットショップで販売している犬やブリーダーさんから譲り受ける犬は生後3か月で母犬から離れます。
幼いためにとても寂しがります。
お留守番をするときは寂しさに耐えられず、宅内で寂しそうに遠吠えをすることもあります。
犬にとっては寂しい時を必死に耐えているので飼い主さんが触れ合うことをしなければ、おとなしい犬も人を見るだけで吠えたり威嚇することがあります。
そのようなことが起きないように毎日声をかけ、触れ合うこと、そしてお留守番ができるようになったら、大げさに褒めてあげることです。
飼い主さんの行動が伝わると人に対して吠えることも威嚇することも少なくなります。
また、社会性を身につけるためにたくさんの人と触れ合う機会を作ることも必要です。犬には犬の世界があり、犬同士の触れ合いも大切です。
まとめ:犬が「苦手」感じる人の理由
- 犬が一所懸命吠えて「ここにいるよ」とアピールしているのに声をかけてくれない
- なにかそそうをしたときに長々とお説教をする
- 毎日触れてもくれない
犬が「嫌い」と感じる人の理由は、いつでも触れ合うことをしてくれない人です。
人間のように言葉を話すことはできませんが、飼い主さんの行動を一所懸命理解しようと学習します。
「ここにいるよ」とアピールするために一所懸命吠えます。
それが本能であること、いつでも触れ合うことを決して忘れないでください。